世界一の人口を「無視」するビジネスモデル

驚くべき事実をお伝えしましょう。
世界中でこれほど話題になっているSHEINですが、本国である中国の一般消費者は
SHEINのことをほとんど知りません。

なぜなら、中国国内からはSHEINのサイトへのアクセス自体が遮断されており
購入はおろかアプリのダウンロードさえできないからです。

現地パートナー(私のビジネスパートナー)に聞いても
「希音(Xiyin)? ああ、工場のおじさん達が話している輸出専門の会社ですね。私たちはタオバオ(Taobao)を使いますから関係ありません」という反応です。

ここには、ビジネスにおける冷徹な計算があります。

激しい競争により消耗戦となっているレッドオーシャン市場で闘うブルのイメージ

「国内」はもはやレッドオーシャンである

なぜ、SHEINは14億人もの巨大市場を自ら捨てたのでしょうか?
答えはシンプルです。
中国国内のEC市場(タオバオやピンドゥオドゥオ)での競争が、血で血を洗う地獄(レッドオーシャン)だからです。

彼らは気づいてしまったのです。
「国内で1円単位の価格競争をして消耗するよりも、物価の高い海外へ売った方が圧倒的に楽に大きく稼げる」という事実に。。。

中国国内の巨大な人口を表すアジアの混雑した通りの群衆

あなただけ、まだ「国内」で消耗戦をしますか?

反面、日本の状況はどうでしょうか。
「メルカリ」や「ヤフオク」といった、人口減少が進む日本の国内市場の中だけで
パイの奪い合いをしていませんか?

中国の最強企業ですら「国内市場」に見切りをつけて海外へ全振りしているのです。

それなのに個人レベルの我々が国内市場(しかも縮小市場)にしがみつくことに
ビジネス的な合理性はあるのでしょうか。

答えはNOです。

世界地図の上に置かれたコンパスとグローバル展開のイメージ

結論:彼らの戦略を「日本版」で模倣せよ

SHEINのやり方は極端ですが、方向性は正解です。

「競争の激しい国内を捨て、高く売れる海外へ出る」

これこそが資本主義における勝利の方程式です。

ただし我々はSHEINのように「安物」を売る必要はありません。

我々には世界中が喉から手が出るほど欲しがる「Japan Quality」という最強の武器があります。

中国企業が嫉妬するほどの「商品力」を持ちながら国内で消耗するのはやめましょう。

視点を海外(Shopee/eBay)に向けた瞬間、
あなたのビジネスは「地獄の価格競争」から「ブルーオーシャン」へと変わります。